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2013年参議院選挙の結果について 国民の声は“原発ゼロ”“自然エネルギー推進”世論の力で原発の再稼動・海外輸出にストップをかけよう [2013.8.1]

《2013年参議院選挙の結果について》

国民の声は“原発ゼロ”“自然エネルギー推進”
世論の力で原発の再稼動・海外輸出にストップをかけよう

2013年7月30日
原発ゼロの会・大阪

 7月4日公示、21日投・開票で第23回参議院選挙が行われました。

 私たち原発ゼロの会・大阪は、今回の参議院選挙に当たって、アッピール「原発推進とキッパリ手を切り、“原発ゼロ”“自然エネルギー推進”の国会をつくろう」を発表し、そのためにも「“原発ゼロ”勢力の躍進、原発ゼロ・自然エネルギー推進、そして、何よりも平和憲法を守る政党と議員を大量に国会に送り出そう」と呼びかけました。

 選挙戦の結果は、この点で首尾一貫している日本共産党が、改選3議席から当選8議席へと大きく躍進しました。“原発ゼロ”“自然エネルギー推進”の国会をつくっていくうえで、新たな基盤が出来たことを喜びたいと思います。しかし、全原発の廃炉をかかげていた社民党や緑の党、再稼動反対をかかげていたみどりの風や生活の党は議席を大幅に減らすあるいは当選に至らないなど、原発ゼロをかかげる政党は全体では議席数を減らし、一定に厳しい局面も生まれました。

 一方、原発を日本の重要な電源資源として位置づけ再稼動を公約し、また、成長戦略の一環として原発の海外輸出を政策化した自民党は、34議席から65議席へと議席を大幅に増やしました。早速、自民党の細田幹事長代行がテレビ番組で、「世界の潮流は原発推進だ。東電福島第一原発事故の不幸があるから全部やめてしまうという議論は、耐え難い苦痛を将来の日本国民に与える」と述べるなど(7/22BSフジ)、今なお15万人が避難生活を送る福島などの原発事故被災者とドイツ・スイス・イタリアなど原発廃止に向ってすすんでいる世界の動向に真っ向から挑戦する発言を行っています。

 しかし、国民大多数の声は“原発の推進”どころか、各種の世論調査でも明らかなように“原発なくせ”“自然エネルギーの推進”です。原発の再稼動・海外輸出をかかげた自民党に投票した有権者の中にも、原発ゼロを願っている人は沢山います。国民の声、願いと自民党政権がかかげ、推しすすめようとしている政策は、大いに“ねじれ”ているのが実態です。

 私たち原発ゼロの会・大阪は、参議院選挙の結果を受けて、次のような取り組みをすすめるとともに、会員・府民の皆さんにも呼びかけます。

1.地域・職場・学園を基礎に原発ゼロ・自然エネルギー推進の府民運動、国民運動を大きく発展させ、世論の力で原発の再稼動・海外輸出をストップさせましょう。
2.そのためにも、国会内のたたかいとの連携を重視し、また、地域で国会議員や自治体への働きかけを強めましょう。
3.ツイッターやフェイスブックなど手軽な情報拡散手段を大いに活用し、“原発なくせ”“自然エネルギー推進”の輪を大きく広げていきましょう。
4.10月20日(日)にエルおおさかで開催する原発ゼロの会・大阪の発足2周年記念のつどいを、“草の根”での原発なくそうの運動を総結集する「つどい」として、大きく成功させましょう。

 いったん苛酷事故を起こせば甚大な被害を長期にわたってもたらす原発、放射性廃棄物を何十万年も管理し続けなければならない原発、生成されるプルトニウムはいつでも核兵器の原料に転用できる原発、こんな原発とは手を切って、今こそ自然エネルギー推進に向う政治決断をさせましょう。

以上

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