原発ゼロの会・大阪は9月27日、松井大阪市長が「科学的根拠があり、自然界レベルと比べて全く影響がないなら」という条件を付けながらも、福島第一原発の汚染処理水を大阪府湾に放出することを受け入れるべきだと発言し、吉村知事も「府としても協力する」という同様の考えを示したことに対し、「断固抗議し、撤回を求める声明」を発表しました。
「声明」では①「自然界レベルと比べて全く影響がない」なら、大阪湾でなくても日本全国どこにでも放出して良いことになるが、福島第1原発の汚染水の現状はそのような段階には全くない、②福島の漁民が海洋放出に強く反対しているのは、安全なレベルでない汚染水が海洋放出されれば漁業が成り立たなくなるからであり、それは大阪湾ひいては瀬戸内海全体にも言えることである等を指摘し、最後に「今回の松井市長、吉村知事の発言は、福島第一原発の汚染水が、あたかも今でも放出することが可能かのごとき間違った情報を発信し、東電と国が望む“海洋放出”への呼び水になりかねない発言であること。もう一つは、瀬戸内海環境保全特別措置法でも述べられているように、大阪湾・瀬戸内海は漁業資源の宝庫であるだけでなく貴重な自然景観と文化的景観を有し、関係府県はその環境の保全に全力をあげることが求められている。大阪湾・瀬戸内海の環境保全に責任を負う立場にある首長が、“原発汚染水の大阪湾放出”を容認するなどと発言することは、例え前提条件を付けたとしても絶対許されることではない」と糾弾し、松井市長、吉村知事の発言に強く抗議するとともに、発言の撤回を求めています。
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