発足から3年半が経過した原発ゼロの会・大阪は、5月25日、大阪市内で第1回総会を開催し、昨年の「3年間の活動の総括」のうえに新しい組織・運営方針、財政方針を含めて、2015年度の活動方針、予算、役員体制などを確認しました。新しい役員体制では新事務局長に菅義人氏(大阪労連事務局長)を選出するとともに、28名の運営委員(うち8名が代表委員)、10名の事務局員、2名の会計監査を確認しました。また、総会では「今、政府や電力会社に求められていることは、国民世論とこうした(福井地裁などの)判決を真摯に受け止め、脱原発を政治決断し、原発ゼロ・自然エネルギー推進を強力に推しすすめることです。私たちは、政府、電力会社、各自治体に対し、原発の再稼働ストップ、脱原発・自然エネルギー推進を強く要求します」との特別決議を採択しました。
原発の再稼働問題について、4月14日には福井地裁で高浜原発の3、4号機稼働差し止めの仮処分決定が下され、また、4月22日には鹿児島地裁で川内原発稼働差し止め仮処分の申し立てを却下する決定が下されました。一方、経産省では、昨年閣議決定した『エネルギー基本計画』の具体化として「エネルギーミックス」の議論を本格化させています。こうした動きに対し、原発ゼロの会・大阪は4月23日、福井地裁の仮処分決定とエネルギーミックス議論に対しては「会」の「見解」を、また、鹿児島地裁の仮処分申立却下については事務局長の「声明」を発表しました。原発ゼロの会・大阪では、ぜひお読みいただき一緒に考えていただくことを呼びかけています。
東日本大震災・福島第一原発事故の発生から4年が経とうとする3月8日、大阪市北区の区民ホールと扇町公園で、“さよなら原発3.8関西アクション”が行われました。午前中の北区民ホールでの特別企画には約500名が参加。北海道から講演にかけつけた北海道がんセンター名誉院長の西尾正道さんのお話「原発事故による放射能被ばく」を熱心に聞き入りました。今年は、並行して集会会場となる扇町公園でライブパフォーマンスを行いうたごえ協議会の合唱や島唄「ユイゆい」など、交流のひろばでは、森松明希子さんを囲んでなどを開催、また、多くの団体がテントのブース出店で会場を盛り上げました。午後の前段・本集会には3500人が参加。前段では、各団体代表者による“2分間アピール”、こどもみこしなどがありました。後半の本集会では主催あいさつ、ゲストアピール(中嶌哲演さん、うのさえこさん、華蓮さん、西尾正道さん)と、「一切の原発再稼動を許さない」「原発ゼロで十分、電気は足りている。『脱原発、再生可能エネルギー=優先接続・優先給電』政策への転換を」を盛り込んだ集会決議を確認しました。集会後は天六梅田コースと西梅田コースの2コースに分かれてパレードし、道行く人たちにアピールしました。
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全労連近畿ブロックは、2月3日(火)に関西電力の高浜・大飯原発の再稼働に反対して、関西電力本社に向けた抗議のデモを行います。当日は、午後5時より中之島公園「女神像」前で集会を開いた後、御堂筋-関電本社前-西梅田公園のコースでデモ行進を行います。昨年5月、福井地裁は関西電力大飯原発3・4号機について、人の生命と生存を脅かす原発の運転は認められないとして、運転を差し止める判決を下しました。高浜原発も同じ問題点を持つにもかかわらず関西電力は3・4号機再稼働の申請を行い、しかも使用年数が40年を超える1・2号機については延長の使用を申請しようとしています。全労連近畿ブロックの「2.3関西電力本社抗議デモ」は、関西電力のこうした姿勢に厳しく抗議し、“関西電力の身勝手を許さない!”の声を広げる行動です。原発ゼロをめざすみなさん、積極的に参加しましょう。
原発ゼロの会・大阪も参加する「さよなら原発 関西アクション実行委員会」は、3月8日(日)、扇町公園をメイン会場に「さよなら原発 関西アクション~とめよう!高浜原発~」を開催します。これは3.11のメモリアル行動として、原発をなくそうと運動しているさまざまな団体・組織が、原発なくそうの一点で集まって行う行動です。当日、扇町公園では午前11時から食べ物の出店や物品販売、展示などのブース企画が行われ、舞台ではかわさきゆたかさん、うたごえ協議会など5組の人たちがライブパフォーマンスを披露します。一方、北区民センターでは10時20分から映画「チェルノブイリ28年目の子どもたち」の上映、北海道がんセンター・西尾名誉院長の講演「原発事故による放射線被ばく」が行われます。また、正午から公園では「交流のひろば」や「2分間アピール」があり、そして、1時過ぎからは中嶌哲演さんらゲスト4人のアピールなどを含む「本集会」が行われ、最後は西梅田・天六梅田の2コースでパレードをします。原発をなくそうと願う人、全員集合しましょう>
原発ゼロの会・大阪は11月28日、今回の国会解散・総選挙に当たってのアピール「“原発ゼロ・自然エネルギー推進”勢力の躍進で、原発ゼロに向けた新たな展望を切り開こう!」を発表しました。アピールでは今度の選挙を、「大飯原発3・4号機の運転差止め請求で〝人の生命・生存こそ最も大切なもの〟として原告勝訴の判決を下した福井地裁の判断を国政の場にも広げ、原発ゼロの国会をつくる大事な選挙」と位置づけ、「原発ゼロ・自然エネルギー推進を明確に掲げる議員、経済優先ではなく人の生命と生存を大切にする議員を大量に国会へ送り出し、原発ゼロに向けた新たな展望を切り開こう」と呼びかけています。アピールではまた、〝人の生命・生存こそ最も大切なもの〟は、憲法13条の幸福追求権、25条の生存権そのものであり、日本憲法の平和主義とも密接に結びついた理念だとして、「原発ゼロ・自然エネルギー推進、そして、憲法をまもれの声を大阪の隅々にまで届けよう」訴えています。
10月5日に開催の“発足3周年記念のつどい”には360人の方が参加。午後の部で記念講演の福島原発避難者訴訟団長の早川篤雄さんのお話や、金谷世話人代表のデンマークの自然エネルギーの視察の報告などに熱心に聞き入りました。“つどい”には、Twit No Nukes から代表の方が来られ連帯の挨拶と、会場一体となるゼロコールをリードしていただきました。最後に、うたごえの皆さんと一緒にWE SHALL OVERCOMの合唱で“つどい”をしめくくりました。
原発ゼロの会・大阪は9月24日、参議院議員会館内で、午前中に経済産業省・環境省、午後には原子力規制庁と懇談を行いました。これは現在取り組んでいる国会請願署名に寄せられた大阪府民の声を国の担当者に直接伝えようと計画されたもので、原発ゼロの会・大阪からは中村事務局長をはじめ5人、経産省から7人と環境省から1人、原子力規制庁から8人が出席しました。ゼロの会は、「福島第一原発の汚染水対策は一向に収束していない。東電任せにせず国を挙げて取り組むべきだ」「大飯・高浜原発で事故が起これば琵琶湖が汚染されて近畿は大変なことになる。そうならないためにも若狭湾の原発をなくすべきだ」「“世界一厳しい規制基準”と言うが、その根拠は何か」「そもそも処理方法のない放射性廃棄物問題をどう考えているのか」などを要望し、問い正しました。
2011年10月15日に結成された原発ゼロの会・大阪は、10月5日(日)に阿倍野区民センターで“発足3周年記念のつどい”を開催します。当日は、午前中、同センターのホール・フロアーで“あんな活動、こんな取り組み、悩みも含めて持ち寄って”原発ゼロの運動を粘り強く広げようと「原発ゼロ活動交流集会」が開催されます。午後の同じくホールで“福島の現状を学び、新たな発展をめざすつどい”が開かれ、福島第1原発から15キロ圏内にある楢葉町・宝鏡寺の住職、早川篤雄さんが「福島のいまを語る」と題して記念講演を行います。また、昼には書道・絵画・絵手紙・写真などで訴える「原発ゼロ文化祭」、太陽光発電の展示や書籍、キーホルターの販売などもの「展示と書籍・物品の販売」も行われます。福島地裁判決を力に原発ゼロ・自然エネルギー推進の世論と運動を高め、原発ゼロの日本を実現するために、原発ゼロの会・大阪では多くの方の参加を呼びかけています。
大飯原発運転差止請求裁判で、大飯原発3・4号機の運転差止めを認めた福井地裁判決の経過と内容、その意義を学ぶ緊急学習会が7月29日午後、浪速区の保険医会館M&Dホールで開催されました。主催は原発ゼロの会・大阪で、105人が参加し、熱心に講演に聴きいるとともにとともに討論で内容を深めました。「司法は生きていた~大飯原発運転差止判決までの道のりとその意義」と題して講演した同訴訟弁護団の吉川健司弁護士は、裁判の経過と判決の内容を詳しく解説するとともに、判決の意義として「裁判所の矜持を示した判決」「福島第一原発事故の教訓を踏まえた判決」「憲法上の価値の優劣を明示した判決」「新規制基準の合理性を否定した判決」の4点を強調しました。原発ゼロの会・大阪からは、引き続き高裁・最高裁でも原告勝訴を勝ち取っていくために、①福井判決を学習しその内容と意義を学ぶ、②福井地裁判決を支持する国民の声を裁判所に届ける、③先頭に立ってたたかっている原告団・弁護団を支援していく、などの点が提起されました。
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